人気上昇中の韓国チキン!どんな種類があるの?おすすめは?

揚げ物(ティギム)

最近日本でも人気上昇中の韓国チキン。韓国ではコンビニ並みにチキンのお店が多く、デリバリーもしてくれるので、子供から大人までチキンをよく食べます。今回は本場韓国で代表的な種類をご紹介します。

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基本のフライド

韓国チキン:フライド
基本のフライド

シンプル味のフライド(フライド・チキンの省略形)は韓国チキンの基本形。とはいえお店により下味や油の種類、揚げ方など異なるので、同じフライドと言っても味は千差万別です。揚げ衣にカレー粉や米粉を使っているお店もあります。

これぞ韓国の味!ヤンニョムチキン

ヤンニョムチキン
ヤンニョムチキンは韓国チキンの代名詞

韓国チキンの代表的な味がヤンニョムチキン。フライドに食欲をそそる甘辛のソースが絡めてあります。ヤンニョムチキンのソースはコチュジャン、ケチャップ、しょうゆ、砂糖、ニンニク、水飴などで作ります。みんな大好きな味です。

フライド半、ヤンニョム半
迷ったときはパンバン(半々)

1970年代後半に韓国初のフライドチキン専門店ができ、1980年代にヤンニョムチキンが登場して以来、フライドとヤンニョムは今も人気を二分をする味です。たいていのお店にはフライドとヤンニョムが半分づつ入ったメニューがあるので、どちらにしようか迷った時はパンバン(半々)を注文しましょう。

辛いのが苦手でもOK!カンジャンチキン

カンジャンチキン
醤油味が後を引くカンジャンチキン

日本にも進出しているキョチョンチキンの看板メニューでもあるカンジャンチキン。カンジャンとは醤油のことです。日本人にもなじみのある味で、辛いのが苦手な人も大丈夫です。韓国ではマヌルカンジャンチキンと言ってニンニク(マヌル)の味が効いたものが人気です。

おかずにもなる!パダッ(ねぎチキン)

韓国チキン:パダッ(ねぎチキン)
パダッ(ねぎチキン)はおかずとしてもおすすめ!

フライドチキンに千切りのねぎがたっぷり盛ってあり、たいていはカラシの効いたしょうゆ味のソースをかけていただきます。ねぎはチキンの熱気で次第にしんなりしてきて、ソースと絡まり、おかずとして食べても美味しいです。おすすめですよ!

ヘルシー志向の方に!ベイクドチキン

揚げ物料理はやはりカロリーが気になるもの。最近のヘルシー志向の影響もあり、オーブンなどで焼いたベイクドチキン(またはベイクチキン)も人気上昇中です。カリッと焼けた表面が香ばしくて美味しいです。

ベイクドチキン(ベイクチキン)
香ばしいベイクドチキン(ベイクチキン)

ローストチキンと言った方がピンとくるかもしれませんが、ローストチキンは通常鶏などを丸ごと焼いた料理のことを指すので、部位別に切り分けた韓国チキンの場合はベイクド、もしくはベイクチキンと言うそうです。

間食にぴったり!タッカンジョン

屋台などでもよく売られているタッカンジョンは間食にぴったり。味はヤンニョムチキンと似ていますが、違う点は一口大に切った鶏肉をより薄い衣でカリッと揚げ、ソースに水飴をたくさん入れて作るところで、冷めても美味しいです。

タッカンジョン
一口サイズのタッカンジョン

この冷めても美味しいという特徴もあり、韓国ではソウルから約200キロ離れた観光地、ソクチョ(束草)の中央市場にある有名店のタッカンジョンも全国から宅配注文できます。

トンダッ(鶏の丸焼き・丸揚げ)はチキンではない!?

トンダッ(鶏の丸焼き・丸揚げ)も鶏肉には変わりないのですが、韓国では「チキン」と言うと部位別に切り分けた鶏肉を調理したものをイメージする人が多いです。またトンダッは衣をまったくつけないか、薄くつけるのに対し、チキンは衣をたっぷりつけて調理するという違いもあります。

エアフライヤーで焼いたトンダッ
友人がエアフライヤーで焼いてくれたトンダッ

韓国では全国的にチキンのお店ができるより前の、1960〜70年代に市場で売られていたトンダッが流行った時期があり、多くの人にとってトンダッは「昔懐かしの味」という感じです。素朴な味わいが郷愁を誘います。

スンサルチキンは骨なしチキン

韓国ではチキンを通常骨つきのまま調理します。骨なしの唐揚げなどに慣れている方には、骨を取り除きながら食べるのが最初は少し面倒くさく感じるかもしれません。またおうちで食べるときは骨がゴミとして残ってしまいます。

スンサルチキン:ヤンニョム
食べやすいスンサルチキン

その場合には骨なしのスンサルチキンを注文することもできます。手を汚さず食べれて骨も残らないので便利です。ただ味付けは同じでも、骨つきの場合は国産の鶏肉、スンサルは輸入の冷凍肉を使っている場合も多いので注意が必要です。

チキンのお供に欠かせないもの

チキンと炭酸飲料は最強の組み合わせです。韓国ではチキンとメクチュ(ビールのこと)を掛け合わせて「チメク」とよく言います。最近は美味しいクラフトビールのお店も増えました。お酒が飲めない場合は、コーラやサイダーを一緒に注文したりします。

チキンム
チキンに欠かせないチキンム(大根の甘酢漬け)

チキンを注文すると必ず出てくるのがチキンム、つまり大根の甘酢漬け。ム(大根)は通常四角くサイコロ状に切ってあります。私の行きつけのチキン店では、チキンムにレモンが入っていてさっぱり美味しいので、何度もお代わりをして食べます。


いかがでしたか?今回は韓国チキンの代表的な味をご紹介しましたが、お店によりいろいろな味があり、その種類は数え切れないくらいです。韓国に旅行の際はチキンのお店もぜひ訪れて、楽しいひと時をお過ごしくださいね!

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