ボリューム感があり、醤油ベースの甘辛ソースが食欲そそるチムタクは、韓国を訪れる外国人の間でも人気料理の一つです。お家でも意外に簡単に作れて、満足度の高いメニューなので、ぜひ試してみてください。
チムタクとは
チムタク(찜닭)は、鶏肉を野菜やタンミョン(韓国春雨)と一緒に、醤油ベースの甘辛ソースで煮込んだ料理です。文字通りの意味は「蒸し(チム)+鶏(タッ)」ですが、厳密に言えば、蒸し料理というよりは煮込み料理です。

チムタクの起源には諸説ありますが、慶尚北道の安東(アンドン)市にある旧市場で1980年代に考案されたそうで、2000年代初頭にアンドンチムタクとして全国的に有名になりました。元祖アンドンチムタクはかなり辛いのが特徴ですが、ソウルなどでは辛さ控えめで、注文の際に辛さの調節を聞いてくれるお店もあります。

チムタクはさらに進化を遂げていて、最近ではチーズをのせたチーズチムタクや生クリームを入れて作るロゼソースを使ったロゼチムタクなども若い人たちの間で人気があります。
お家でも意外に簡単に作れる
出来上がった料理を見ると、手の込んだ料理のように見えますが、実はお家でも簡単に作れる料理です。韓国で人気の料理研究家ペク・ジョンウォン氏の下のレシピ動画が参考になるので、ぜひお家でもトライしてみてください。
タンミョン(韓国春雨)はぜひ入れよう!

タンミョン(韓国春雨)はさつまいものでんぷんを原料に作った春雨で、しっかりした弾力が特徴です。日本でも人気のチャプチェを作るときにタンミョンを使いますが、チムタクには平たくて幅が太いタイプのタンミョンがよく合います。
タンミョンは30分以上水に戻してから、料理の最後の方で入れましょう。甘辛のソースを絡めて食べると美味しいですよ。また、お肉や野菜を食べて余ったソースにはごはんを投入して混ぜて食べると、これまた絶品です。ぜひお試しあれ!