チャプチェでおなじみの韓国春雨タンミョンはしっかりとした弾力が特徴ですが、他にも様々な料理に使われているので、ぜひチェックしてご活用ください。
弾力の理由はさつまいものでんぷん
韓国では春雨のことをタンミョン(당면: 唐麺)、もしくはホミョン(호면: 胡麺)と言います。春雨の発祥地である中国では春雨の主原料として緑豆を使いますが、日本ではさつまいもやじゃがいも、韓国のタンミョンはさつまいもが主原料です。
日本の春雨も緑豆春雨に比べるともちもちしていますが、韓国のタンミョンは原料にさつまいものでんぷんを使っているので、それ以上にしっかりとした弾力が特徴です。細長いものだけでなく平たいタイプもあり、ナプチャッ・タンミョン(납작당면)と呼ばれます。
タンミョンを使った料理
タンミョンを使った料理として多くの人が真っ先に思い浮かべるのはチャプチェ(잡채) です。でも実はチャプチェにタンミョンを入れるようになったのは20世紀になってからと言われています。
外国人にも人気の鶏料理チムタク(찜닭)にもタンミョンが欠かせません。チムタクには平たいタイプのナプチャッ・タンミョンが好まれます。ソースを絡めて食べると美味しいですよ。
茹でて戻したタンミョンを簡単に味付けし、海苔で巻いてから衣をつけて揚げたキムマリ(김말이)はそのまま食べても美味しいですが、トッポッキのソースを絡めて食べると最高です。
その他、韓国式餃子のマンドゥや豚の腸詰スンデの具の一部としてもタンミョンが使われます。珍しいものとしては茹でたタンミョンに韓国おでんやたくあん、野菜をのせ、コチュジャンベースのタレを混ぜて食べるビビンタンミョンもあります。