サクサク食感と甘酸っぱいソースが美味!タンスユク(韓国式酢豚)

韓国式中華

韓国の中国料理店での鉄板メニューと言えば、チャジャンミョン、チャンポン、そしてタンスユクです。今回は、外側はサクサク、内側は柔らかく揚げた豚肉に甘酸っぱいソースが絡んで、ついつい箸が進んでしまう美味しい料理、タンスユクをご紹介します。

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タンスユクとは?

タンスユク(탕수육)は、衣をつけて揚げた豚肉に砂糖・酢・野菜・でんぷんで作ったとろみのあるソースをかけた、いわゆる酢豚ですが、日本の酢豚と異なり、豚肉が細長く、ソースがより甘いのが特徴的です。

タンスユク
タンスユクは豚肉が細長く、ソースがより甘いのが特徴

もともとタンスユクはでんぷんで衣をつけて、外はサクッと中は柔らかく揚げた豚肉にマイルドな味のソースをかけたものでしたが、出前の普及と共に、冷めてもベタっとしないように小麦粉を混ぜた衣をつけて二度揚げし、ケチャップや缶詰のフルーツを加えた濃い味のソースを添えるタイプが広まりました。

タンスユクの食べ方は?

そうした出前の普及はタンスユクの食べ方にも影響を与えました。もともと揚げたお肉にソースをかけた状態で提供されるタンスユクですが、出前ではお肉のサクサク感を保つためにソースをお肉にかけないで、別の器に入れて配達します。

タンスユクのソース、かける派、つける派?
タンスユクのソース、かける派、つける派?

そのためソースをお肉の上にかけて食べるのか、それとも各自お肉をソースにつけて食べるのかという論争が生じました。前者の場合はソースが揚げ衣に染みてよく絡み、後者の場合は揚げ衣のサクサク感を楽しめます。どちらの方法で食べるかはお好みですが、お友達と一緒に食べる時などは好みを確認しましょう。

老舗の中国料理店などではソースのかかったタンスユクを醤油・酢・唐辛子を混ぜたタレにつけて食べるように小皿をくれるところもあります。昔ながらのマイルドな味のソースがかかっていて、さらに味を足したい時になどお好みで。

バリエーションも楽しもう

テンプラ(덴뿌라):老舗の中国料理店などで見かけるメニューで、揚げた豚肉にソースはかかっておらず、塩や醤油をつけて食べます。ソースがないだけに、そのお店の揚げ物の実力が分かるメニューです。

チャプサル・タンスユク(찹쌀 탕수육):でんぷんの衣に米粉を混ぜてもっちりした食感を出したタンスユクです。韓国で人気のある、中国東北料理のクォバロウ(鍋包肉)の衣に似ています。

ポソッ・タンスユク(버섯 탕수육):豚肉の代わりにしいたけなどのキノコを使ったタンスユクです。お肉を使っていなくてもボリューム感があり、おうちのおかずとしても人気があります。

マヌル・タンスユク(마늘 탕수육):下の動画で料理研究家のペク・ジョンウォン氏が紹介している、ニンニクの入ったタンスユクです。動画ではタンスユクを作る上でいろいろ参考になることを教えてくれますよ。

[字幕付き] マヌル・タンスユクの作り方(出典:YouTube チャンネル 백종원의 요리비책 Paik’s Cuisine)

いかがでしたか?次に韓国に行く機会があれば、中国料理店も訪れてみてください。独特の進化を遂げた韓国式中華を楽しめます。また、上の動画など参考にお家でもタンスユクに挑戦してみてください。意外にカンタンにできて満足度の高い料理ですよ!

韓国式の中国料理と言えばチャジャンミョン!下の記事をご参考に〜

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