韓国の夏の人気スイーツと言えばピンス(かき氷)です。夏になれば街中のカフェで多種多様なピンスを食べられますし、全国チェーンの専門店もあります。今回は、基本のピンスとも言えるパッピンスについてご紹介します。
パッピンスとは
パッピンス(팥빙수)の「パッ」はあずき、「ピンス」は漢字語で「氷水」つまりかき氷のことです。細かく砕いた氷に煮たあずき、餅、シロップ、牛乳、練乳、果物、ゼリーなど様々な材料を混ぜて食べます。
以前はあずきがのったかき氷が主流だったので、パッピンスは韓国のかき氷の代名詞でしたが、最近ではマンゴーピンスやノクチャ(緑茶)ピンスなど様々な種類があるため、あずきの入ったものだけをパッピンスと呼ぶ傾向にあります。
また韓国のかき氷と言うと豪華な盛り付けが有名ですが、最近では種類豊富な他のピンスと差別化を図るために、おいしくふっくら煮た自家製のあずきと雪のようにふわふわした氷を売りにした、シンプルな盛り付けのパッピンス専門店も登場し、人気を集めています。
パッピンスの食べ方
パッピンスはたいてい2〜3人分を大きな器に盛り付けて出てきます。日本ではほとんどの人がかき氷をくずさずに上から食べますが、韓国ではビビンパッのように一度混ぜてから食べる人も多いです。
また韓国には同じ器に入ったスープを何人かでシェアする文化があるので、かき氷も同様に何人かが同じ器から食べる習慣がありましたが、最近では各自取り分けて食べられるように小皿をくれたり、一人分のサイズも増えています。
パッピンスの材料
この夏韓国に行く機会がある方もない方も、日本で手に入る材料を使って、お家でパッピンスを楽しむこともできますので、主な材料をご紹介します。
パッピンスの材料
- ゆであずき(または粒あん)
- きな粉
- 大福餅(またはきな粉餅や白玉団子)
- 練乳
- 氷(または牛乳で作った氷)
- その他お好みで…バニラアイスクリーム、ナッツ類、各種フルーツ、ゼリー、チョコレートまたはストロベリーシロップ、チョコクッキー、チョコスプレーなど