暑い夏に体を冷やしてくれるキュウリは世界各地で様々な料理に使われます。今回は韓国の塩漬けキュウリ「オイジ」について、またオイジを使った食欲そそるおかず「オイジムチム」をご紹介します。一度食べるとやみつきになること間違いなしですよ!
オイジ(오이지)とは?
韓国語でキュウリのことをオイ(오이)と言い、キュウリを塩水に漬けて作ったキュウリの漬物をオイジ(오이지)と呼びます。韓国では淡い色のキュウリが広く出回っていて、オイジ用にはとげがなく、細く小ぶりなものが好まれますが、日本で一般的な濃い色のキュウリでもオイジを作ることができます。

オイジは冷蔵庫で長期間保存可能なので、梅雨が始まる前の5〜6月に何十本もまとめて作って置いて、夏の間じゅう、冷たいスープに浮かべたり、ヤンニョムで和えたりして食べるのが一般的ですが、その都度必要な分だけ作ることも可能です。

昔ながらのオイジの作り方は、キュウリをきれいに洗って容器に入れ、塩水(キュウリ50本に塩4カップと水3リットル程度)を沸かして注ぎ、数日後にキュウリを取り出して漬け汁を再度沸かし、冷まして入れるを2回ほど繰り返しますが、最近は水なしで簡単に作る方法が人気があります。
箸が止まらない!オイジムチム(오이지무침)
オイジを使ったおかずの中でダントツ人気なのが、オイジに唐辛子粉やニンニク、ごま油などを入れて和えたオイジムチム(오이지무침)です。家庭によって味付けに多少差がありますが、暑くて食欲が低下していてもごはんが進む美味しいおかずです。

作り方はとっても簡単!薄くスライスしたオイジを水ですすいで塩味を落とし、ギュッと絞って水気を切り、用意しておいた辛いヤンニョムと混ぜ合わせるだけ。詳しい分量と作り方は下の簡単レシピをご参照ください。
一度食べるとやみつきになること間違いなしのおいしいおかず、オイジムチム。多めに作って置くと、冷蔵庫で保管して数日食べられますので、この夏、ぜひお試しください!