韓国料理に欠かせない野菜の一つ、エゴマの葉には独特の香りがありますね。初めはその香りが苦手に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、慣れるとごはんによく合う病みつきの味です。今回は、美味しいエゴマの葉の漬物を3種類ご紹介します。
エゴマの葉の醤油漬け

カンジャン・ケンニプチャンアチ(カンジャンは醤油、ケンニプはエゴマの葉、チャンアチは漬物という意味)と呼ばれる、エゴマの葉の醤油漬けは甘酸っぱくさっぱりとした味が食欲をそそるおかずです。
きれいに洗って水気を切ったエゴマの葉に、醤油・酢・砂糖・水(ニンニクを一緒に入れてもよい)を鍋で沸かして注ぐだけで超簡単にできるおかずです。サムギョプサルのお肉に巻いて食べても美味しいですよ!
エゴマの葉のキムチ

ヤンニョム・ケンニプチャンアチ(ヤンニョムは合わせ調味料という意味)とかケンニプ・キムチと呼ばれる、よりしっかりした味が魅力のエゴマの葉のキムチです。
唐辛子の粉・ニンニクのみじん切り・醤油・魚醤・ごま・砂糖などに、薄く細かく切ったネギ・玉ねぎ・にんじん・唐辛子などを混ぜ合わせたヤンニョムジャンを重ねたエゴマの葉2〜3枚に1枚ほどに塗って作っていきます。
生のエゴマの葉にヤンニョムを塗って作ることもできますが、塩水に漬けて保存してあるエゴマの葉を茹でてから作るとやわらかな食感のエゴマの葉のキムチができます。
エゴマの葉の味噌漬け

テンジャン・ケンニプチャンアチ(テンジャンは韓国味噌のこと)はエゴマの葉に味噌ベースのヤンニョムをのせて漬けた、味わい深くごはんが進むおかずです。
作り方は地域によって少し異なり、単純にエゴマの葉に味噌を塗って漬けておくものもあれば、昆布のだしに味噌・砂糖・酒などを合わせ、刻んだニンニク・ネギ・唐辛子を混ぜ合わせてヤンニョムを作り、エゴマの葉に塗って作るような手の込んだものもあります。
おうちで手軽に食べるには
エゴマの葉の漬物は、材料があればおうちでも手軽に作ることができますが、日本では韓国スーパー以外にエゴマの葉を売っているところがあまりなく、材料が手に入りにくいかもしれません。そんな場合には、市販の缶詰などをインターネットで購入できます。
いかがでしたか?最初は香りが苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、慣れると病みつきになるエゴマの葉の漬物(チャンアチ)をぜひ味わってみてくださいね。